麻雀最強戦2022 ルール
基本ルール
- 東南戦半荘戦。(店舗予選は4半荘で3回戦目までは50分打ち切り、4回戦目のみ50分+1局。3回戦終了時点で勝ち上がり人数x4名が4回戦進出。4回戦はポイントリセットしトップの方が勝ち上がり)※2018年より変更
- 喰いタン、後ヅケあり。
- 25,000点持ちの30,000点返し(2位、3位、4位は終了後、持ち点をそのまま申告、トップ者に持ち点+20,000点が加点される。また、順位ウマとして、トップに+30,000点、2位に+10,000点、3位に-10,000点、4位に-30,000点が加算される)。
- 同得点の場合、順位は上家優先。
- 場所決めはつかみ取り。東を引いた人がそのまま起家スタートとする。
- 常に1翻しばり(場にゾロ2つ)。
- 王牌は14枚残し。
- 表ドラの他に、裏ドラ、カンドラ、カン裏ドラもあり(ドラは全て表示牌の次牌とする)。
- 一発役あり。1翻増しとなる(他家にチー、ポン、カンがあると消える)。
- 途中流局なし(九種九牌、四風連打、4人リーチ等)。
- オーラスの親のアガリ止めなし。テンパイ止めなし。※2018年より変更
- ハコ割れ終了なし。
- ダブロン、トリプルロンなし。頭ハネ制度(明らかに遅いロンがあった場合は発声が早い方をアガリとする)。
- 2翻しばりなし。
- ポン、チー、カン、ロン、ツモ、リーチは必ず発声して行う。
- ポン、カンはチーに、ロンは全てに優先するが、著しく発声が遅れた場合は発声が早い方を優先する。
- アガリ点はアガった者が申告し、他3名の確認を得ること。
- 規定によりアガリ放棄になった者は、それ以後のポン、チー、カン、ツモ、ロンの行為は出来ない。
- フリテンはツモ以外のアガリは出来ない。
- リーチをかけていない状態でアガリ牌を見逃した場合、自分のツモ・捨て行為を行うまではフリテンとなる。
- ノーテン罰符は場3,000点。形式テンパイで良い(空テン、フリテンも可。但し、自分でポンした牌のタンキ待ち等、自分の手牌でアガリ牌を使い切っている場合はテンパイではない)。
- 本場は1本につき300点。
- 流局時、親がノーテン、または子のアガリがあれば、次局へ移る(オーラスの場合は終局)。
- テンパイ形の公開は荘家→散家の順に行う。
- 連荘は親のアガリ、流局時テンパイにより成立。
- 自分の牌に関する見せ牌規定はない。但し、故意に見せた場合など悪質なものについては競技委員の判断により厳罰の対象となる場合がある。
リーチ
- リーチは一翻、リーチ棒は1,000点とする。
- ダブルリーチは二翻。但しポン、チー、カンのない第1巡でテンパイしていなければならない(自らの暗カンがあっても無効)
- 自分のツモ番がない場合のリーチをかけてもよい。
- リーチは打牌が完了する前であれば取り消しできる。取り消した者はアガリ放棄となる。
- 4人リーチは流局としない。
- 故意、過失にかかわらず、ノーテンでリーチをかけた場合は、その局が流れたらチョンボ。但しアガった者が出たらチョンボは免れる。
- リーチ棒は、その局のアガった者のものとなる。アガった者が出なかった場合は供託となり、次回のアガった者が所得する(オーラスが流れた場合、リーチ棒はトップ者に渡る。同点の場合は起家に近い方に加算する)
- オープンリーチなし。
- フリテンリーチあり。但しツモアガリのみ。
- リーチをかけてアガリ牌を見逃した場合、以後はフリテンリーチと同じ扱いとなる。
- オーラスにアガリが出ず残った供託はトップに加算する。
カン
- カンを行う時は、4枚の牌を全て見せてからにする。
- リーチ後の暗カンは、手牌のメンツ構成が変わらない場合のみ出来る(これに反する暗カンをした場合、流局時にチョンボとなる)。
- 嶺上開花によるアガリは全てツモアガリとする。
- 4回のカン行為が行われていた場合、5回目のカンは出来ない。
- 暗カンにチャンカンは該当しない。国士無双の特例も認めない。
- 海底牌、河底牌のカンは出来ない(ポン、チーの行為も同様)。
- チャンカンでのアガリがあった場合、カンは成立していないとみなし、カンドラは増やさない。
- 嶺上開花でのアガリがあった場合、カンは成立しているためカンドラは増える。
- 嶺上開花の1翻と海底ツモの1翻とは重複しない。
テンパイ
- リーチ者およびテンパイ宣言する者は流局時に手牌を公開しなければならない。
パオ
- パオの適用を受けた場合、ツモアガったら責任払い、別の放銃者がいたら折半払いとなる。
- パオの適用は、以下の3種類。
- 大三元→三種類目の三元牌をポン(カン)させた場合。
- 大四喜→四種類目の風牌をポン(カン)させた場合。
- 四槓子→四種類目を大明カンさせた場合。
チョンボ
- チョンボの罰符は、12,000点供託とする。ただし誰にも加算しない。
- チョンボが発生したら、その局はノーゲーム扱いとなり、積み棒は増えず、同じ親での再ゲームとなる。オーラスも同様(チョンボが発生した局に出されたリーチ棒、1,000点罰符棒は出した本人に戻る)。
- 次の行為をチョンボとする。
- アガリ宣言した牌でアガっていなかった場合。ただし手牌を公開せず、発声のみの場合はアガリ放棄となる。
- ※倒牌した場合でも、対局が続行可能であればアガリ放棄として扱う。(2019年で廃止)
- フリテンでロンアガリをした場合。ただし手牌を公開せず、発声のみの場合はアガリ放棄となる。
- ノーテンリーチ。 〈流局時〉
- リーチ後、正当ではない暗カンをした場合。〈流局時〉
- アガリ放棄の行為をした後、禁止行為を完了してしまい、元の状態に復帰できない場合。
- ゲーム続行を不可能にした場合。
- 他人の手牌や壁牌を故意に覗いた場合。
- その他、ルール委員が悪質な行為をしたと判断した場合。
アガリ放棄
- アガリ放棄の宣告を受けた者は、以後、アガリ、テンパイ宣言およびポン、チー、カンの行為は禁止される。
- 次の行為をしたものはアガリ放棄となる。
- 故意に先ヅモおよび正当でないツモをした。
- 誤フーロ(打牌を完了する前であれば訂正することができ、アガリ放棄にならない)。
- 多牌、少牌。
- アガリに関する間違いを犯したが、発声のみで手牌の公開をしなかった場合。
- リーチ後に誤ロンまたは誤ツモをして、発声のみで手牌の公開をしなかった場合、アガリ放棄となる。流局した場合、リーチ者のテンパイを確認し、ノーテンリーチであればチョンボ。テンパイであればアガリ放棄でノーテン扱いとなりノーテン罰符を支払い、リーチ棒は供託となる。
その他の罰則
- 誤ポン・誤チー(発声のみ)をした者は1,000点の罰符を支払う。罰符は供託となり、アガった者が取得する(罰符はリーチ棒と同じく、アガった者がいなければ次局へ移動する。但しその局にチョンボがあれば免除され本人へ戻る)。1,000点罰符を払った者もアガる権利は有する。
アガリ役など
- 1翻役
メンゼンツモ・リーチ・翻牌・平和・タンヤオ・イーペーコー・ハイテイ・ホーテイ・チャンカン・リンシャンカイホー - 2翻役
ダブルリーチ・連風牌・対々和・三暗刻・三色同刻・三カンツ・小三元・混老頭・三色同順(喰い下がり1翻)・一気通貫(喰い下がり1翻)・チャンタ(喰い下がり1翻) - 3翻役
リャンペーコー・ホンイチ(喰い下がり2翻)・ジュンチャン(喰い下がり2翻) - 6翻役
チンイチ(喰い下がり5翻) - 特種手牌
チートイツ(2翻ではあるが、アガった時の計算は子は1.600点、親は2.400点を基本点とする) - 役満
天和・地和(チー、ポン、カンのない純粋な子の第1ツモでアガった場合のみ)・国士無双・四暗刻・緑一色(發が入ってなくても可)・大三元・字一色・小四喜・大四喜・清老頭・四カンツ・九蓮宝燈 - (注)役満は純粋な複合に限り、ダブル、トリプル等認める。
- 満貫:20符30符5飜・40符~4飜(子8,000・親12,000)
- 跳満:6飜(子12,000・親18,000)
- 倍満:8飜(子16,000・親24,000)
- 三倍満:11飜(子24,000・親36,000)
- 役満:(子32,000・親48,000)
- ※ 場ゾロの2飜を除いた表記。
- ※ 数え役満はない
捕捉事項
- 子の7,700は8,000、2,000・3,900は2,000・4,000、親の11.600は12,000、3,900オールは4,000オールに切り上げる。
- 喰い替えは出来ない。現物喰い替え、スジ喰い替え(両面喰い替え)ともに不可。
- 連風牌トイツは2符とする。
- 役牌の単騎待ちはロンアガリは常に4符、ツモアガリは6符とする。
- リンシャンツモ時、ツモ符は2符とする。
- 流し満貫、人和なし
- わからないことがあればゲーム中でもルール委員に聞いて下さい。アガリ点がわからないときもルール委員に聞いてください。
- ルール委員は、できるだけゲームが正しく進行されるように努めます。ルール委員が卓外から点数申告の間違い、フリテンチョンボの指摘などをさせていただく場合があります。 ただし、全ての卓、局を見ることはできませんので、ご了承ください。
- 自動配牌式の卓を使用する場合、開局時にドラがめくられない場合は自五で取り出し。
- 親のツモり忘れは南家の打牌前なら元に戻してツモり、続行することができる。
- 時間制限ありのシステムなので、時間短縮のためサイコロは局が終了した後、先に振っていただいて構いません。牌山を上げるタイミングと同じでも大丈夫です。
- アガリの発声があった時点、またはハイテイ牌が打たれた時点で、その局は終了したものとします。
※例:点棒の授受が行われている時に50分打ち切りのコールがあった場合、次の局が最終局となります。 - 「麻雀最強戦」では、トーナメント戦(卓内から特定の人数が勝ち上がるシステムの試合)や決勝戦のオーラスが流局し、親がノーテンのケースにおいて、勝ち目のない子方の判断により勝者が決まることを防ぐため、以下のレギュレーションを定めます。[2022年6月30日追加]
■トーナメント戦および決勝戦におけるオーラスおよび時間打ち切りによる最終局において
・親以外がテンパイしている場合はノーテン宣言できない。放送対局以外では(子のテンパイ・ノーテンで勝ち上がり者が変わる場合は)ノーテン時でも手牌を開示する。
尚、このルールは7月1日より、アマ大会を除く全ての大会に適用します。アマ大会はすでに予選が始まっており、混乱が予想されますので、来年度に適用する予定です。
- その他
対局中にスマートフォン等の通信機器の操作は禁止とします。