中国最強位インタビュー
10/27(日)2024年の全国アマチュア最強位決定戦がABEMAにて開催されます。
今回はその熱い闘いが始まる前に、地方アマチュア最強位を獲り、全国アマチュア最強位決定戦の出場権利を獲得した選手にインタビューをしていきたいと思います。
聞き手兼書き手はRMUの増田悠理が務めます。
各選手の魅力を皆さまにお届けできれば幸いですので、是非最後までご覧ください!
本日は中国最強位、ゆきさんにお話を伺います。
-中国最強位、おめでとうございます。さっそくですが、最強戦への挑戦のきっかけを教えてください。
実は麻雀を始めたのは2012年で、たまたま見つけた麻雀教室の広告をきっかけに「風鈴初心者教室」に入会しました。風鈴の教室は雰囲気がよく初心者同士でワチャワチャしていて「何て楽しいのだろう」と麻雀に夢中になりました。その翌年の2013年に麻雀最強戦の予選に参加し、大三元をツモアガり中国最強戦決定戦に進出し、その勢いで決勝卓に進むことができましたが、後に全国アマチュア最強位を獲られる時岡さんにボコボコにされハコラスで悲しい終了となりました。そこからいろいろありながらも最強戦への挑戦をしていました。
-麻雀を覚えられてからすぐに地方最強位決定戦の決勝卓なんてすごいですね。
今回も合わせると全部で3回決勝まで進んでいるのですが、優勝できたのは今回が初めてです。
-まさに3度目の正直ってことですね。今年の最強戦はいかがでしたか?
地区予選は2月から参加していたのですが、負け続け最後の8月予選でようやく通過しました。中国最強位本戦では3回戦目に地和を和了し予選全体2位で通過したのが印象に残っています。
-地和…!すごいです。決勝戦はいかがでしたか?
東場は対面が跳満をツモアガリ苦しいスタートだったのですが、南3局でトップと8900点差の2着目というところまで競っている中、親のリーチにまわりまわって終盤に聴牌が入ったんです。フリテンではあったのですが、勝負所と思い、フリテン立直をし、立直・一発・ハイテイ・ツモ・平和・ドラ1裏1と跳満をツモアガリし、供託3本もゲットと、きめ手となりました。オーラスは親番だったので伏せて優勝を決めることができました。
-力強い…。一体その力強さはどこから来るのですか…?
実は最強戦にチャレンジしている間、麻雀ができない時期がありました。数年前に体調不良になり精密検査を受けた結果「ガン」と診断されてしまったんです。「早急に治療しないと命が危ない」と医師に言われ、ガンと戦う為、闘病生活に専念する事に決めました。闘病中も広島の麻雀仲間や同病の方達に元気づけられ励まされ、感謝しかありません。そういったこともあり、今は麻雀ができる幸せが力になっているかもしれません。
-そんな過酷な闘病生活を経験されていたのですね。普段はどういったところで麻雀をされているんですか?
広島の麻雀仲間で【ルビー広島】というサークルを作り、初心者からプロの方もたまに集まって麻雀を楽しんでいます。私が癌になった時に始めたのもあり、定期的にピンクリボンへの寄付大会や学べない子供たちのための寄付大会を開催したりしています。あとはゆうせーさんのファンで、ゆうせーさんの動画やLIVEで麻雀の勉強をしたりしています。小林剛プロや広島出身の松島リキヤプロも大好きで応援しています。
-素敵な活動ですね!今回全国大会は東京でしかも放送対局となりますが、気持ちはどうでしょうか?
ちょっと想像できないくらい緊張するんじゃないかなと思っています。過去に全国大会に出場した麻雀友達も「すごく緊張したよ」と言われたので今から緊張しちゃいます。背筋を伸ばしたり深呼吸したりするといいよとアドバイスをもらえたので、それを活かして頑張りたいです
-最後に意気込みをお願いします。
病気も麻雀も諦めず、不屈の精神で対局に挑みたいと思っています!
-ありがとうございました。厳しい闘病生活を乗り越え、地元の中国最強位を勝ち取ったゆきさん、全国大会でも力強い麻雀が楽しみです。