中国最強位インタビュー

11/22(土)2025年の全国アマチュア最強位決定戦がABEMAにて開催されます。

 今回はその熱い闘いが始まる前に、地方アマチュア最強位を獲り、全国アマチュア最強位決定戦の出場権利を獲得した選手にインタビューをしていきたいと思います。

 

聞き手兼書き手はRMUの増田悠理が務めます。

各選手の魅力を皆さまにお届けできれば幸いですので、是非最後までご覧ください!

 

今回は中国最強位 Nobuさんにお話を伺います。

 

 

-まずは中国最強位おめでとうございます。最強戦への挑戦はいつから始めたのでしょうか?

ありがとうございます。最強戦は2012年くらいから参加しているので、参加歴はかなり長いです。周囲の地方最強位経験者から、全国を回ってチケットをたくさん獲得しているという話を聞いて、私もそれくらいやらないとなかなか勝てないな、と思い、2019年から本格的に全国を回り始めました。ずっと地方最強位を目指して13年挑戦してきたので、今回初めてとなる地方最強位獲得は本当に嬉しかったです。

 

-すごいですね…!今回中国最強位を獲得した瞬間はいかがでしたか?

かなり痺れました。オーラスまで、ものすごく大接戦で、自分がトップ目だったのですが、2着目の方とたった1300点差でアガリ競争みたいな感じでした。南4局1本場に、3着目の親がタンヤオの仕掛けをしている中、自分はカン6mの役無しテンパイを取らず、その後南と9sのシャンポンの聴牌が入りリーチしました。南は出ないかなと思いながら、タンヤオの不要牌となる9sをあてにしていたのですが、2着目の方から南が出てきて、リーチ一発ダブ南で優勝を決めることができました。

 

-劇的な勝利ですね。長く最強戦に参加されているとのことで、今回の優勝は皆さんから反響があったのではないですか?

そうですね。長年一緒に大会に参加している方々からおめでとうと言ってもらえて、嬉しさがありますね。今回A卓で対戦する九州最強位の櫻井さんや四国最強位の木戸さんも最強戦を中心に良く対戦したりお会いしたりすることがある麻雀強者なので、気合が入り楽しみです。

 

-なるほど~ところで全国アマチュア最強戦は放送対局でもありますよね。何か準備されていることはありますか?

そうですね、地方最強位決定戦の中には放送対局してもらうこともあるので、これまで5回経験したことがあります。今回のABEMAは、規模が違うのでちょっと雰囲気が違うのかなとは思っていますが、今のところ緊張はありません。準備していることは、自分の麻雀感を鈍らせないように、戦術本を見て勉強したり、週末に競技大会に参加したり、セット麻雀しています。最近特に参考になった戦術本は、山本悠矢さんの「麻雀鳴き読みの定理」ですね。



 

-雀力向上に熱心ですね。麻雀を覚えたきっかけについても教えてください。

大学生の時に囲碁部に入っていたのですが、麻雀をやる部員が多く先輩に誘われたのがきっかけです。囲碁は、小学生の時に全国大会5位になったり、高校・大学と全国大会に何度も出たり、大学の時は大学対抗の全国大会で団体戦準優勝したり、と結構本格的にやっていました。今は娘とも囲碁を打っています。

 

 

-囲碁からの麻雀…!麻雀にシフトしたのは何か理由があるのでしょうか?

囲碁って運の要素がなく、明確に強い人との間に大きな壁があって、その上に行こうとするのがかなり難しいんです。囲碁については、仕事をしながらの今の自分の生活スタイルでやれることは全部やり切ったなあと思って麻雀を楽しむ方向にいきました。麻雀は囲碁とは違い、不完全情報ゲームなので、いろいろ見えないことが多いのですが、相手の点棒状況や捨て牌、やりたいことを考えて予測することが楽しいです。特にそれが一致しているとより楽しく感じます。

 

 

-深いですね…。全国アマチュア最強位決定戦にむけて意気込みをお願いします。

最強戦というタイトル戦にチャレンジできることが一番楽しみです。良い麻雀をしっかり打って、その結果として勝つことができたら良いなと思っています。全国アマチュア最強位、そしてその先の最強位になるこのチャンスを逃さないようにがんばります。

 

-ありがとうございました。囲碁の経験から積み上げられたNobuさんの麻雀、楽しみです。


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