近畿最強位インタビュー

全国アマチュア最強位を決める熱い闘いが始まる前に、ベスト16進出を決めた選手にインタビューをしていきたいと思います!
聞き手は2019最強戦ガールを担当していました、松田彩花が務めます♪
皆さま最後まで見ていただけたら嬉しいです!!

今回は、2022近畿最強位鈴木博彰さんにインタビューさせていただきました。


-鈴木さん、近畿最強位おめでとうございます!!!


鈴木)ありがとうございます!


-近畿最強位!すごい!
今の率直な気持ちを教えてください


鈴木) 決勝戦に勝った直後は、”いやーよかった”、”長かったなー”と思いました。


-長かったですか?


鈴木)2014年に初めて最強戦に挑戦し始めてから、ここまで来るのに8年かかったものですから。
少し落ち着くと、賞賛してくれた仲間や運営さんへの感謝の気持ちが溢れてきましたね。


-そうだったんですね。
8年目にしてついにベスト16進出。私もなんだか嬉しくなっちゃいます!
鈴木さんは予選もたくさん参加しているイメージなんですが、今年は何回くらい予選出場したんですか?


鈴木)29回ですね。


-29回?!!その中で本戦チケットは何枚取れましたか?


鈴木さん)4枚ですね


-地方予選は普段から行かれてたんですか?


鈴木)実は今回が初めてです。今年からはHOLICさんで地方予選出られるようになったので思い切って参加してみました。
会社帰りに試合しましたよ!


-お疲れ様です!やっぱり関東にいながらも地方予選に参加できるのは嬉しいですね。
鈴木さんはいつ頃から最強戦に参加するようになったんですか?


鈴木)2014年に初めて参加して、それから毎年参加してますね!


-私も最強戦通じて知り合いましたもんね!


鈴木)2019年ね!


-試合を通じて、仲間ができたりするのも最強戦の魅力のひとつですよね。


鈴木)はい。最強戦の予選を通じて、四国最強位の山越さん、中部最強位の木戸さん始め多くの方と知り合いました。
皆が華々しい活躍をしているのを見て、羨ましいなと思う気持ちもありましたね。


-ふむふむ


鈴木)それから、自分ももっと麻雀が強くなりたいと思いオクタゴンさんへ足を運んだり、最高位戦クラシック、最高位戦プロアマクラシック、RMUスプリントなど色んな競技の試合にも出場する様になりました。


-そんな中で今年の3月、1つ大きな結果を残したわけですね!


鈴木)RMUスプリントファイナルというビッグタイトルを手にすることができましたね。


-そして、近畿最強位も獲得。
鈴木さんにとっては飛躍の一年になりましたね。


鈴木)そうなりますね!
ここ1年で自身の麻雀スタイルなども変わったところがありました。


-といいますと‥?


鈴木)多くの人と色々なルールを打つことで、自分の麻雀の引き出しが増えたなと思います。
孫氏の兵法、クラウゼヴィッツの戦争論などの戦略の古典的な名著も積極的に読んだことが、自身の麻雀の成長にも繋がっているかなと思います。


-戦略の勉強もしたんですね。
私もちょっと読んでみようと思います!
今年の最強戦で思い出に残っている場面はありますか?


鈴木) 決勝戦の東二局ですが、親の方が1,300オール、6,000オールとあがり、大きくリードされました。
むかえた三本場、捨て牌一段目で、親の方から先制立直。
こちらは平和三色の見える二向聴、”うわ!”と思いつつもここでアガられてしまうと勝負は決してしまう。ここは勝負どころと思い、全押しを決意しました。
危険牌を次々と切り飛ばし、平和(高め)三色をテンパイして立直すると終盤子供から当たり牌の④が打たれて満貫をアガることができました。


-白熱した試合ですね。


鈴木)振り返ってみてもこの局は勝負局で、思い出深いものがあります。


-勝負所を制し、見事逆転優勝となったわけですね!


鈴木)近畿最強位になりました。


-すごい気合いの入った試合だったと思うんですが、試合前はどんなことをして過ごされているんですか?


鈴木)以前はたくさん麻雀を打って過ごすことが多かったのですが、最近は次の日に疲れていると判断が鈍ることに気付いたので、疲労をしないように心がけています。
あとは睡眠をしっかりとって、気持ちをニュートラルにすることですかね。


-良い状態で当日を迎えられるように祈ってます。
最強戦はファイナルまで残るとプロも混ざってのベスト16トーナメントになります。
鈴木さんはだれか尊敬するプロはいらっしゃるんですか?


鈴木)沢山いるんですがあげるとするのであれば、沢崎誠プロ、多井隆晴プロですね。
あとはプロではないですが、桜井章一さんを挙げさせていただきます。
ちなみに、沢崎誠プロは私が最強戦に挑戦するきっかけとなった人です。


-ほうほう


鈴木)沢崎さんが優勝した2013年の最強戦を視聴していたのですが、当たり牌を止め、押すところはしっかり勝負し、窮地に立たされても余裕を持って対処する。
そんな強い麻雀を打つ沢崎さんの姿に憧れを抱き、最強戦に参加するようになったんです。


-沢崎さんの麻雀を見て‥。
鈴木さんがここに立っているのも、沢崎さんの麻雀があったからだったんですね。


鈴木)多井隆晴プロにはエンタメ要素満載で、豊富なデーターに裏付けられた説得力のある解説に魅了されながら、多くのことを学ばせてもらってます。


-2020の最強位でもある多井さん。
本当に魅力的な選手ですよね!


鈴木)多井さんのやられている最速最強リーグにも積極的に参加して対局の機会を得るようにしています。
最後に桜井章一さん。私が最も大きな影響を受けている雀士だと思います。
状態や流れ、感覚、とても分かりずらいものばかりですが、私の麻雀はここにはじまりここに行き着くと思います。


-そんな色んな話を聞いてたら、鈴木さんの麻雀スタイルがどんな感じなのか気になってきました!


鈴木) 状況に応じて最適な選択をするよう心がけていますが、基本攻めっ気が強く控えることとの葛藤が多いです。
あとは同卓している方々が”楽しい”と感じてくれるとうれしいですね!


-本番で鈴木さんの麻雀見るの楽しみにしてます!
最後に意気込みをお願いします!


鈴木) いい状態で臨めるようにしたいです。最強位への道を一歩ずつ進みたく思います。その道程で、色々な新鮮な感動が得られればいいなと思います。がんばります!


-ありがとうございました!


戦術本を読んだり、尊敬するプロの麻雀リーグに参加したり、とにかく行動力がすごい鈴木博彰さんの麻雀をぜひお楽しみに( ´∀`)!


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