南関東最強位インタビュー

いよいよ10/29に2023年の全国アマチュア最強位決定戦がABEMAにて開催されます。
今回はその熱い闘いが始まる前に、地方アマチュア最強位を獲り、全国アマチュア最強位決定戦の出場権利を獲得した選手にインタビューをしていきたいと思います。

聞き手兼書き手はRMUの増田悠理が務めます。
各選手の魅力を皆さまにお届けできれば幸いですので、是非最後までご覧ください!


今回は南関東最強位並川貞行さんにお話を伺いました。


-南関東最強位、おめでとうございます。南関東地区大会を振り返っていかがでしたか?

最強戦は3~4年間、たくさんの予選に参加してきたのですが、毎年地区大会止まりだったのでこの3年ほど休んでいました。ただ、今年はたまたま日程が空いていた南関東地区の店舗予選に参加した1回だけで、地区大会の優勝までたどり着くことができたので巡り合わせと運を感じています。


-今年は1回の挑戦で南関東最強位を獲得されたのですね…!すごいです。決勝はどんな感じでしたか?

おそらく15局程度、時間制限の80分フルに使った対局になりました。自分自身普段から1半荘で2~3局ある「勝負局」を意識しているのですが、決勝では勝負局の2局ともに、跳満をツモることができました。1回目は東3局のタンヤオ三色で、ドラのカンチャン待ち、2回目は南2局の親番で4456pの形から一発でドラの4pをツモり、6000オールと、余裕をもって局回しができました。
どちらの勝負局もドラをツモることで決め手になったのがとてもラッキーでした。


-それは本当にめぐり合わせを感じますね。並川さんは麻雀との出会いはいつ頃だったのでしょうか?

麻雀歴は今年で56年になります。中学1年生の時に家族麻雀から始め、サラリーマン麻雀を続けていました。ただ、会社勤めをする中で、会社のバスケットボール部の部長を引き受けたことから、土日の試合に帯同することが多く、余暇の時間が減ってしまいました。その部長職を後輩に譲ってからは土日が空くようになり、もともと好きな麻雀に打ち込むようになったのですが、麻雀仲間は年を重ねるごとに、なかなか集まれなくなってきてしまい、競技麻雀の世界にほんの10年くらい前に入りました。競技麻雀大会は様々な大会に参加してきましたが、一番自分にとって大きなタイトルは麻将連合のμ-M1カップ優勝者決定戦の優勝になります。


-ビックタイトルもビックタイトルですね…!競技麻雀の実績も数多くある中で並川さんの麻雀の持ち味はなんでしょうか?

長年のキャリアからやはり攻守のバランスやメリハリがはっきりしていることだと思います。「勝負局」は目いっぱい手作りをしますが、それ以外は「無理しない」ということを常に考えています。例えば勝負局でない場合は、イーシャンテンやリャンシャンテンではスリムに受けて安全度が高い牌を必ず持っておくようにしています。特に最強戦ルールのような一発があるルールは一発放銃するのが一番よくないのでより意識しています。


-なるほど~。言葉に重みがありますね…。並川さんは麻雀以外のご趣味はありますか?

麻雀はもちろんですが、中学の時に卓球部だったのでここ数年、週に2~3回卓球に行っています。40年くらいブランクがあったのですが、大変楽しいです。
ボケ防止の麻雀、運動不足に卓球といった感じですね。


あとは野球観戦も好きです。関西出身で元々阪神ファンだったのですが、長嶋茂雄に惚れてからはジャイアンツのファンです!


また、音楽でいうと、森山良子さんの大ファンでもあります。自分が中高生の時はフォークソングがブームだったんです。しかも実は良子さんのデビューと自分の麻雀デビューは同じなんですよ!


-なんだかそれは本当運命を感じちゃいますね。全国アマチュア最強戦に向けて何か準備されていることはありますか?

とくにないですね。自分の信念のもと、いつも通り打つことに徹したいと思っています。
麻雀は56年やっていても全然飽きません。今更特に新しいことをやろうとは思っていないですし、あとは麻雀の神様に任せようと思っています。


-なるほど…。既に王者の風格があるコメントですが、最後に意気込みをお願いします。

アマチュア最強位になって最強戦ファイナルに進出し、瀬戸熊プロと直接対決をしたいなと思っています!実はこれまでも瀬戸熊プロと対局経験はありますが、王者の胸を借りる場に立ちたいと思っています。精一杯自分の麻雀を、悔いのないように打ちたいです。


-ありがとうございました。ご家族と森山良子さんの歌をエールに是非アマチュア最強位を獲ってください!


関連コンテンツ