南関東最強位インタビュー
10/27(日)2024年の全国アマチュア最強位決定戦がABEMAにて開催されます。
今回はその熱い闘いが始まる前に、地方アマチュア最強位を獲り、全国アマチュア最強位決定戦の出場権利を獲得した選手にインタビューをしていきたいと思います。
聞き手兼書き手はRMUの増田悠理が務めます。
各選手の魅力を皆さまにお届けできれば幸いですので、是非最後までご覧ください!
今回は南関東最強位、矢部 亮さんにお話を伺います。
-まずは南関東最強位ということでおめでとうございます。獲られた時のお気持ちはいかがでしたか?
ありがとうございます。シンプルに嬉しかったです。実は今回最強戦に初めて参加して、東東京の店舗予選は敗退してしまった分、南関東で獲れ、これで全国大会に出場できるんだ、とホッと一安心しました。
-最強戦は今年初めての参加ということですが、何がきっかけで参加しようと思ったのですか?
麻雀歴は30年くらいになるのですが、20代、30代の頃はタイミングが合わず、ここ5~ 6年ぐらいも最強戦に興味はありつつも出ない期間が続きました。そんな時に趣味でやっているポーカーの大会で初めてトロフィーをゲットすることもできたので、「大会に出ること」の楽しさを改めて知り、麻雀のほうでも出てみようかな、という形で参加を決意しました。
-なるほど~。実際に参加してみていかがでしたか?
とても楽しかったです。和気あいあいという雰囲気ではなく、皆さん競技という真剣な感じで、途中会話もなく緊張感漂う中というのは、すごく心地よかったです。
-独特な雰囲気ですよね。決勝大会で印象に残っていることはありますか?
本戦3回戦目、ベスト32、ベスト16とすべてオーラスの局を上がって逆転し、ギリギリの通過を決めたことが印象に残っています。本当に全てギリギリの戦いが続いたので、すごく運が良かったのかなと思います。そういった意味では決勝戦はありがたいことに今までの苦労が報われたのかなという親の倍満をアガり、大きなリードを作ることができました。ただ、オーラスは自分自身の単騎待ち選択があり、裏目ってしまったので致命的なミスをしてしまったかと思ったのですが、結局ラス牌をツモることができ、心の底からホッとしました。
-道中ひりひりされていたのですね笑 麻雀はどのようなきっかけで覚えられたのですか?
子供の頃、兄弟でドンジャラをやっていたのですが、ある日父親が「お前らそんなの覚えるぐらいだったらこれ覚えろ」と机に麻雀牌を置いたんです。それから家族麻雀が始まり、大人になってからはバイト先やお芝居やっている方々とのコミュニケーションツールとして麻雀を活かしてきました。
-お芝居をやられていのですか!?
はい、今はBQMAPという劇団に所属しています。最強戦のMCを務めていらっしゃる小山さんにも何度か出演していただきました。まさかの舞台上じゃないところで小山さんにお会いするとは思ってもいませんでした。
-それは凄いですね!お芝居の経験は麻雀にも影響がありましたか?
ポーカーでも将棋でもそうなのですが、人の気持ちが動くのを汲み取るのが普通の人よりちょっと敏感なので、人読みや癖読みのパターンが多いことは影響があると思います。20代、30代とお芝居に注力していたこともあり、麻雀の効率のような部分は勉強不足ではありますが、対人での駆け引きは得意ですね。おそらく今回出場される16名の中で一番人を見ていると思います。自分の手や河よりも、他人の目線とかをすごく見ます笑
-新たな視点でびっくりです。全国大会に向けて何か準備されていることはありますか?
やはり技術面では足りていないところがあるので、シンプルに麻雀を打つ頻度を増やそうと思っています。あとは麻雀AIを使って研究をしたり、麻雀プロの方々がやっている勉強会に参加したりしようと思っています。それこそ南関東大会の直前にMリーガーの鈴木優プロと滝沢和典プロの勉強会に参加し、自分の弱点やアドバイスを的確に頂き、実際それを活かせたシーンがありました。あとは負けた時に、「これをしなかったから」と言い訳をしないために人事を尽くしたいと思います。
-素晴らしいです。最後に意気込みをお願いします。
40を超えて初挑戦ということで、技術を向上するということが頭脳スポーツ界としてはちょっと難しい年齢ではありますが、やはり麻雀というのは何歳になっても活躍できる、楽しめる、ということを証明するために今回アマチュア最強位を獲りたいと思っておりますので、ぜひ応援をよろしくお願いいたします。